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「歯科予防」−それは歯科的アプローチによる予防医学・抗加齢医学の実践

『歯科予防』とは−良心的な歯科医師が直面する厳しい現状

「メタボリックシンドローム」「予防医学」「抗加齢医学(アンチエイジング)」と、健康的なからだ作り、そして維持・増進が求められている時代。行政による『医療費削減』の大号令の元、効果を求めて始まった事柄がいよいよ人々に浸透しつつあります。

そういった世の中の動きに呼応するかのように「予防歯科」の大切さが叫ばれ『虫歯と歯周病のない健康な口』を取り戻すべく、良心的な歯科医師と地域との連携により子どもの虫歯が減るなどの確かな効果を上げてきました。

にもかかわらず、『良心的な歯科医院』という評判が上がれば上がるほど医院経営が厳しくなってしまうという現状があることは、歯科医師の間では周知の事柄かと思います。

  • 予防が大事だと言われつつも、予防に関わる診療は健康保険対象外
  • 本当に良質な歯科医療を提供したくても、保険適用範囲内は限られた物しか使えない
  • その保険医療の報酬自体がどんどん削られている

この厳しい現状、良心的な歯科医院が抱える窮状を打破する解決策がないものかと思いめぐらし、ある疑問を抱くようになりました。それは『そもそも予防歯科は正しいのか?』というものでした。

『歯科予防』とは−予防歯科の限界

現在、「予防医学」や「抗加齢医学(アンチエイジング)」には内科的また外科的な様々な手法が提案され確立されてきています。例に挙げれば、三大疾病(ガン、心疾患、脳血管疾患)の予防のためにまずメタボリックシンドロームにならないように水際で食い止めましょうというのがあります。同時に高血圧や糖尿病にならないような健康的な食生活や運動を心がけましょうという宣伝があちこちに見られます。定期的に病院にかかり医師による健康診断や健康アドバイスを受けましょうという指導もあります。

官民そして内科医・外科医が一体となって健康な日本になろうとしています。

こういった「予防」という観点から歯科を考えると、現状の「予防歯科」にとても違和感を感じたのです。今の「予防歯科」は、なぜか『虫歯に(歯周病に)ならないようにしよう!』という取り組みに終始しているように思えるのです。

良心的な歯科医の献身的な努力によって確かに虫歯は以前より減ってきてはいます。
ですがその結果は、

−虫歯や歯周病のない健康な歯や口になれば

→歯医者さんに行かなくてもいい

→歯科医院に患者さんがこなくなる

→新しい技術や提案を実践しにくくなる

→歯科医療技術の進歩を阻む

→…歯科医療の首を絞める…

このような現状やジレンマが広がりつつあることに、私たちは危機感を覚えました。

「このままでは−日本の歯科医療環境がガタガタになってしまう…」。

そう考えた私たちは、歯科による専門的なアプローチにより健康増進や審美的な向上を図る活動に対して、新しい定義とコンセプトを与えなければならない。それを歯科医療関係者や一般の人々に知らせ、そういった考えの元、健康作りや美しさの要となる口元(口腔環境全般)の向上を一人一人が図りやすくできるような環境作りをしようという志を持つに至りました。

歯科医療現場において「予防医学」と「抗加齢医学」を実践することは、日本在住の全ての人の健康増進に寄与につながり、生涯にわたる医療費そのものの削減につながるはずと考え、「予防医学」と「抗加齢医学」の本質を熟考するようになりました。

そうすると、歯科的アプローチでそれらに関わる事柄を行うなら、「予防歯科」という一般的に知られるようになってきた考えのままでは限界があることが見えてきました。

歯科予防とは−
歯科的アプローチによる予防医学・抗加齢医学の実践

三大疾病の予防のためにメタボリックシンドローム対策に取り組む環境が整って来ましたが、それらの病気の引き金や悪化を促すかも知れない歯周病の危険性については、一般にあまり知られていないのが現状です。

少子化対策や将来を担う子どもたちの健全な育成が叫ばれながら、妊娠初期の栄養管理のまずさで永久歯の生えない子どもとなってしまったり、妊婦の歯周病悪化のために早産や流産の危険性があることも一般には知られていない現状があります。

口腔のケアが健康的な生活の基本的基盤でもあるのに、軽視されがちなのは、それを適切に認知してもらい告知できる環境がないからではとも感じるようになりました。

確かにオーラルケア製品メーカーも薬事法を遵守しながら告知に励み、歯周病の危険性に関する認知はある程度みられるようになりました。それは大切なことなのですが、さらにもう踏み込んだ総合的な口腔ケアの大切さを認知してもらうには、さらなる取り組みが必要ではないかと私たちは考えます。

歯科医師、歯科衛生士のみならず、歯科に関わる様々なサービス提供者を巻き込んだムーブメント−歯科医療関係者が一丸となって、歯科による予防医学・抗加齢医学(アンチエイジング)に取り組み、そのサービスの享受者が口腔をケアすることで三大疾病を予防し、より一層若々しく活き活きとした健康的な生活を送ってもらえるようにお手伝いする。子どもたちにも健康で聡明さを発揮できるからだ作りができるよう口腔ケアの観点から支援する。

それで、私たちは口腔ケアの大切さを訴え、一般に広がるように関係各所に働きかけ、日本国に在住する全ての人々の口腔ケアによるからだ全体の健康に貢献したいと願い、このコンセプトを提案いたします。

「歯科予防」
歯科的アプローチによる予防医学・抗加齢医学の実践

歯科予防とは−歯科による予防医学の提案と実践

これまで歯科医院では最前線にいる歯科医師や衛生士が歯周病に注目し「予防歯科」を語ることが普通に行われてきました。

歯科予防を実践する歯科医院ではそうではなく、

◎ 三大疾病に注目し、それらを予防し悪化を食い止める方法として歯周病の治療と予防を提案

するのです。歯周病によって循環器にどれほどの悪影響があり得るかについてきちんとした説明責任を果たすのです。これにより歯科のプロフェッショナル(歯科医師や歯科衛生士)が予防医学を提案し、三大疾病の発症や悪化によって起こってしまうであろう様々な損失を未然に防ぐ−歯科による予防医学→歯科予防−を提唱します。

そうすることで、歯周病に関心のある方々のカウンセリングを行うことが容易になり、単なる治療のための歯科医院ではなく、健康増進カウンセリングを受けられる歯科医院への脱皮を図ることになるでしょう。患者様にとっても、健康維持増進には欠くことのできない主治医となり、内科医との連携も視野に入れた戦略的な地域医療に携わることを提案したいと考えています。

歯科予防とは−
歯科による抗加齢医学(アンチエイジング)の提案と実践

美しい歯列の維持は、その人の顔立ちを一層引き立てるものです。

そういった見た目の美しさからくる自信は、その人の若々しさの維持と増進に大きく寄与するのではないでしょうか。抗加齢医学(アンチエイジング)をそういった観点から捉えるとき、

◎ 「若々しさの増進のために、この歯をこういったものに替えて見ませんか。」

こういった患者様への歯科医師による歯列の審美的向上を図る提案が、すなわち歯科による抗加齢医学→歯科予防によるアンチエイジング−という考えを提唱します。

若々しさを取り戻すのに役立つであろう、それらの歯科治療方法や治療技術、口腔の健康維持に向けた対策、それらの情報全般を提供し歯科医師が積極的に取り組み支援するために私たち日本歯科予防協会は関係各団体や企業と連携し協力を仰ぎながら活動して参ります。

歯科予防とは−歯科による少子化対策

少子化が問題となっている昨今ですが、妊婦の健康管理も欧米に比べて立ち後れていると言われています。特に妊娠初期の胎児では永久歯の根が形成される頃に栄養管理がまずかったなどのために、出産後の子どもの成長過程で色々な悪影響が現れることがわかってきております。また妊婦の歯周病が胎児に悪影響を及ぼすことも観察されてきました。

それで産婦人科医院と連携することで、妊婦の口腔環境の向上と栄養管理の大切さを歯科医師や歯科衛生士が行うことで、歯科による妊婦と胎児への予防医学を提案→健康的な妊娠と出産の為の歯科予防カウンセリングを提案致します。

単なる「予防歯科」ではない「歯科予防」を推進します。

「歯科予防」に基づいた歯周病治療と予防、「歯科予防」に基づいた抗加齢医学。それは「予防歯科」の枠を超え、予防医学や抗加齢医学の歯科部分を包含する、健康維持増進につながる活動であり、それを推進することで日本人が本来持っていた、世界に誇れる健康なからだを再び取り戻し、その理念を日本に住む全ての方々に提案してまいります。

この取り組みは、健康増進を戦略的に捉えたときの要の1つに成り得ると私たちは考えています。それで「歯科予防」を推進できる環境を整えるため、歯科医が地域の内科医・外科医との連携を強め、戦略的健康増進のための歯科−内科−外科−そして歯科の環状連携を図るための活動を計画しています。

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特定非営利活動法人
日本歯科予防協会

Japan Dentistry Prevention Society of NPO

兵庫県尼崎市塚口町4丁目12−9